普段大人しい子が、突然人を噛んでしまう。

こんにちは、さらせなです！

今日は、『ニュースで見る、普段は大人しい子が突然人を噛んでしまうのは何故ですか？』

このような質問に分かりやすくお答えいたします。

1 わんちゃんの習性
2 本能
3 大人しい子が突然噛む訳（犬編）
4 大人しい子が突然噛む訳（人編）
5 しつけ
6 どんな子にもある
7 そらの場合
8 そらの日常生活風景

わんちゃんの習性

わんちゃんは基本、手を使いません。ほとんどを口で行います。人間は何かあった時は手を使いやめてと行動しますが、わんちゃんはそれが出来ません。口でやめてと行動します。これは４足歩行の動物にとっては当たり前の事です。そして急な何かでびっくりした時や、自分の弱い部分や痛めている場所を触られると、当然のことながら自分を守る行動として口で反撃します。この習性を無くす事は不可能です。人間だって自分を守ろうとする時は手や足を使い反撃しますよね。

本能

人間よりも本能に近い行動をするわんちゃん。理性と本能のバランスは人間とは全く違います。そして何よりも言葉で理解し合う事は出来ませんし、知りません。本能的に危機を感じたり、いら立ちを感じた時は噛んでしまう事があります。これは本能から来る行動なのでわんちゃん自身に悪気はありません。人を噛んで怪我をさせてしまっても、後悔も罪悪感も反省もありません。１分後には忘れています。ある意味、本能から来る反射なのです。

大人しい子が突然噛む訳（犬編）

普段大人しく、また噛むことが無いのに人を噛んでしまう行動。良くニュースでやっていますよね。これの原因は色々あります。まず考えられるのがストレスによるものです。人間同様ストレスを強くため込んでしまうとイライラしてしまいます。ちょっとした事でも怒りその結果噛んでしまう事になるのです。これがほとんどになります。そしてたまにあるのが老化による痴ほうで性格自体が変化をして攻撃的になってしまう事です。これも人間と同じですね。そもそも何か理由があってわんちゃんは噛む行為をします。その原因になる事を取り除いてあげる事が大切になります。

大人しい子が突然噛む訳（人編）

これは、人間がわんちゃんを理解せずに持論だけで育ててしまった場合に起こります。わんちゃんは犬種によって飼い方が大きく異なります。それだけ犬種による習性は強いのです。しかし人間はどうでしょう。犬を犬と判断してろくに犬種の習性や誕生の歴史を調べずに飼ってしまいます。そして自分の都合にあった考えや感情で育てます。こうする事によってわんちゃんは、勘違いをおこし、時には飼い主に対しても反旗を上げます。よくあるのが小型犬の無駄吠えです。小型犬は小さく力が弱いので、人がある意味おもちゃの様に思って育ててしまいます。しつけなどしなくてもこの子は大丈夫とか、うちの子はそんな事はしないとか何の根拠もない事を平気で言います。このような飼い主のわんちゃんは残念ながら問題を起こします。いや問題が起きてしまいます。また、闘犬など攻撃性が強いわんちゃんを平気でノーリードでお散歩させたり、大型犬を自己満足の為に飼ってろくにお散歩に行かない飼い主もいます。これも必ず問題が起きてしまいます。みんな人間の愚かさが招く事です。しかし人は問題が起こるとすべてわんちゃんのせいにします。よく言われる方がいますが、（家の子は馬鹿だから）わんちゃんが馬鹿なのではなく、飼い主の貴方が馬鹿なんだと何故分からないのか、不思議に思います。この一定数いる、何の理解もしない飼い主のおかげで、可愛そうなわんちゃんが誕生するのです。

しつけ

しつけから生まれる勘違いも原因になります。お座りやお手が出来たり、つけやおかわりが出来ると凄く頭が良いわんちゃんの様に感じてしまいます。この錯覚は飼い主の方も思ってしまう方も多いです。しかし、このしつけは人間社会で共存していく為にわんちゃんに教えている事と芸であり、どの子でも習得できます。問題はわんちゃんに人間と犬との違いを教えることをしない人が多いのです。暮らしの中で、わんちゃんに普通に体験させて理解させる事が１番重要で大切なのです。他の記事で説明していますが、マテやダメのしつけを教えてこれを徹底しなければいけません。ご飯のタイミング、玄関の出方、入り方。常にわんちゃんに同じ事を繰り返します。たまに、もう家の子は覚えたからいいだろうとか、面倒だからと途中でやめてしまう方もいます。しかし、これが大きな間違いなのです。人間と違うわんちゃんと言う動物には、その接し方の基準を一生続けて行かなければならないのです。

どんな子にもある

どんなわんちゃんでも、突然噛むようになります。これは育て方、接し方によりそうなります。しかし、逆に言えばやり方次第では、どんな犬種の子でも噛む事のないように出来ます。ニュースで出て来るような噛みつき事故は、ほとんどが一般の方の家庭犬です。どんなに知能が高いわんちゃんでも何も勉強しない持論だけで育てられると、問題犬になってしまいます。しかし逆に、どんなに知能の低いわんちゃんでも、訓練士などの一定の知識をもった方が育てると問題犬にはなりません。この突然噛む原因は９割は育てる人間にあるのです。

そらの場合

そらの場合は、もちろん子犬の時から、人と犬の違いを体験理解させる行動を用いて生活をしています。そして今でもそれを続けています。子犬の時、知り合いから、そんな事必要ないとか、可愛そうだとか色々言われた時もありました。しかし、これは必ず必要で大切な事なのです。可哀そうと言っていた家のわんちゃんは、人は噛むし吠えるし、最後には面倒見切れなくなり里親に出されました。持論を持ち、何も知識を持たずわんちゃんを育てれば、可愛そうになるのはわんちゃんなんです。