犬は体温が人間より高い！『寒さにはどう？』

こんにちは、さらせなです！

今日は、わんちゃんの体温についてお話させていただきます。

1 ゴールデンレトリバー
2 寒さに強い？
3 人間との体温の違い
4 気を付ける事
5 そらの日常生活風景

ゴールデンレトリバー

イギリス原産の大型犬のゴールデンレトリバーは、寒さに強い体の構造をしています。２重毛と言う２種類の毛に体が覆われているので寒さに強いんですね。２種類の毛が気温により抜け替わり体温調整をしています。寒い雨や雪も体の外側の毛が体への侵入を防いでくれるので体が一気に冷えてしまう事はありません。また濡れてもとても乾きやすい毛質の為、すぐに乾いていきます。このように寒さに強いゴールデンレトリバーは、元々の体の毛の構造が違います。もちろん寒さに強い構造の為、逆に暑さには弱い構造になります。

寒さに強い？

わんちゃんがすべて寒さに強い訳ではありません。誕生した地域の気候やわんちゃんの役割などから寒さに弱く、暑さに強い犬種もいます。また、湿度に弱い犬種や乾燥に弱い犬種も存在します。わんちゃんを飼いたい時、または飼い始めた時は必ずその犬種の生い立ちや歴史を勉強しましょう。そうすることで自然とその子が何が強くて弱いのか理解できると思います。元々の日本原産犬種は特に大丈夫だと思いますが、現在日本で飼われているほとんどの犬種は外国犬種です。日本の気候に合わせて誕生した訳ではないので、日本で暮らす上で気を付けなければならない事が存在します。ぜひ、調べてみてくださいね。

人間との体温の違い

寒さの強さに関係することなく、わんちゃんは人間よりも体温が高いです。人間が３６度くらいだとすると、わんちゃんは３７～３８度の体温です。寒さに強い犬種は毛の構造が体の熱が外へ逃げにくく、外からの熱が入りにくくなっています。基本は毛が多い犬種は寒さに強く、毛が短く少ない犬種は寒さに弱い傾向になります。なぜ傾向かと言いますと、毛の多い犬種でも単毛で密度が薄い犬種も存在します。ゴールデンレトリバーのように毛が多く２重毛の犬種は明らかに寒さに強い構造になっていますが、ただ毛が多い、長いだけでは寒さに強いという事にならないのです。ただ、体温は人間よりも高いので寒さに弱い犬種でも洋服などを着せたりすれば寒さに対して対応できるようになります。今では色々な物が販売されています。その子にあった防寒着を着用させることは寒さに弱いわんちゃんにとって大切な事になります。

気を付ける事

ゴールデンレトリバーのような寒さに強い犬種は毛の構造が特殊な為です。しかしながら、この特殊な構造を理解していない方の中には寒くないように洋服を着させる人がいます。これは絶対にしないで下さい。寒さに強い犬種のわんちゃんはそのままで寒さに耐えられる体の構造になっています。洋服は必要ありません。わんちゃんは玩具ではなく生きているパートナーです。寒さを防ぐ為に洋服を着させる事はわんちゃんに地獄の苦しみを与えることになってしまいます。わんちゃんは人間と違い話す事も自分で服を脱ぐことも出来ません。人間目線にならずにわんちゃん目線で見てあげて下さいね。